著書紹介

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著書紹介

何人かは報酬を得た。何人かは神の試練だと感じた。何人かはボランティアだった。何人かが死んでいった。全員がボロボロの古い飛行機に乗って夜間飛行へと飛び立った。ビアフラと呼ばれる戦時下のアフリカの森へ。

Far Away in the Sky(空の彼方へ)は、過去最大規模の国際的人道輸送支援に参加した若いアメリカ人ボランティアの一個人としての見解を記したものです。旧ナイジェリア東地区に位置するビアフラの軍事封鎖によって、1968年に何百万という人々(その多くが子供)が飢えに苦しんでおり、世界教会協議会と国際カリタスは援助のための物資輸送を開始しました。レーダーも近代的ナビゲーションシステムも持たず、ナイジェリアのミグ(戦闘機)を避けながら夜間飛行を行い、降りしきる爆弾の中、熱帯雨林に潜む一本の道へ、古い飛行機で何千万トンもの食料や薬品を運んだのです。

空輸物資の荷卸しの手伝いとして、ユニセフは著者を含む6名の旧米国平和部隊のボランティア活動家を採用しました。それらのボランティア活動家達はナイジェリアでの実務経験があり、その地域や人々を熟知していました。デビッド・コーレンがこの任務へ参加するきっかけとなったのは、かつての生徒や同僚の教師達といったビアフラの人々の存在でした。

Far Away in the Sky(空の彼方へ)は、単なる体験談というよりも、与え手側の恩寵と受け手側の尊厳とのバランスや、人道的危機に対する干渉・非干渉の政府ポリシーといった、国際支援の在り方に対する議論を展開しています。私達はこのビアフラの教訓を、ルワンダ、ダルフール、リビア、シリアなど、今後発生するかもしれない現代の問題にどう活かすことができるのでしょうか?

© David Koren 2012Website by